シンそう富山にて「アルミ再生の拠点 富山大学の挑戦」が放送されました
シンそう富山2024/5/5放送。
2024/05/10
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- 研究
2024年5月5日に放送された「シンそう富山」
テーマは「アルミ再生の拠点 富山大学の挑戦」
以下は、取材の様子です。
昨年10月に開設した富山大学高岡キャンパス内にある「軽金属材料共同研究棟」にて、「溶解精錬装置」の稼働の様子を撮影いただきました。
「溶解精錬装置」とは、スクラップなどの金属を溶解する機械です。富山大学ではこの装置を活用して、アルミのスクラップ等を溶かし、そこからシリコンや鉄などの不純物(添加物)を取り除くことで、純度の高いアルミニウムを回収(アップグレードリサイクル)することができないか研究しています。
アルミの研究をしている加藤先生。リサイクルの取り組みや鋳造について説明してくださいました。
装置を傾け、アルミを鋳型に注いでいきます。
アルミの特性上、他の金属を混ぜると分離させることが難しいためリサイクルが難しいといわれています。その課題をクリアすることが、循環型社会に向けての大きな一歩となります。
溶かしたアルミを鋳型に注ぎ、アルミを冷ます工程です。
「軽金属材料共同研究棟」は、今回撮影された「溶解精錬装置」をはじめとして技術実証・検証のためのミニプラントが設置され、さらには全国の企業が入居し研究を進められる「オープンラボ」が設置されています。大学・企業・地域が連携して研究に取り組みやすい環境も充実し、今後ますます研究が進められていくことと思います。